新車を買取りに出す時のポイントと高く売るためのコツとは
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購入したばかりの新車をすぐに売却する例は、決してないとはいえません。さまざまな事情によって購入後すぐに買取や下取りに出すことを考えるケースもあるでしょう。
その際に気になるのは、購入から間もない新車あるいは未使用車の場合、買取価格にどのような影響があるのかということではないでしょうか。
そこで今回は、新車を買い取りに出すときのポイントや、高く売るためのコツなどをご紹介します。
新車のままの状態でも、時間が経過すると買取価格が下がる
購入した車に何かしらの不満を抱いたとしても、自動車はクーリングオフが適用されないため返品ができません。いつまでも乗車しない車を持っていても、当然のことながら時間が経過すると同時に価値も下がり、買取価格が下がります。
また、自動車は、まったく運転しなくても、ただ所有しているだけで維持費がかかります。たとえば駐車場代、各種の保険料のほか、毎年4月1日時点の所有者には自動車税・軽自動車税が課せられます。さらに、車検を迎えてしまうと当然車検にかかる費用や自動車重量税も払わねばなりません。
売却を考えているのなら、1日でも早く決断したほうが、なるべく損をしないで済みます。
新車をすぐ買取りに出すのは珍しいこと? よくある理由とは
実は「買ったばかりの新車をすぐ買い取りに出すこと」は珍しいことではありません。
たとえばよくある理由としては、
- 転勤や引っ越しで、車が不要になった
- 海外赴任になった
- 家族構成が変わった
- 維持費の支払いが困難になった
- 思ったより運転/使用しづらい
- 違う車に乗りたくなった
など、様々です。自動車はライフスタイルと密接につながっているので、急な生活環境や心境の変化により、新車を急に手放す人は少なくないのです。購入してすぐの車であっても、思い切って買取に出して問題ありません。
3カ月以内に新車や未使用車は売ろう
ディーラーから納車されて3カ月以内の車を売却すると、その残価率(売却額/購入額、リセールバリュー)はおよそ6~8割となることが多いようです。たとえば、300万円の新車を購入して2カ月で売ると、おおよそ180万円~240万円前後の査定がつく可能性が高くなります。この残価率は、一般的に売却の多い3年落ちでは5割~6割程度、5年落ちではさらに下がると言われますので、購入間もない車との差は歴然です。
ディーラーや買取店の担当者にとっては、購入してすぐに車を売却する顧客を取り扱うことは珍しいことではありません。「買ったばかりだから」とためらうと売り時を逃しかねませんので、まずは気軽に売却査定の相談をしてみるとよいでしょう。
すぐに売る場合以外の、新車を買取りに出すベストな時期は?
売却査定額を見て、思ったほどの金額ではなかった場合、とりあえず車の所有を続けてみるのもひとつの選択肢です。では、次に売るタイミングとしては、新車購入から何年後が望ましいのでしょうか。
1つの節目は、新車購入から3年後です。その理由は、新車は購入してから3年後に車検をする必要があるため、このタイミングで手放すと車検費用を支払わずに済むからです。また、自動車の査定額は、走行距離が3万キロ以下の場合、高くなる傾向があります。一般的に車の走行距離の目安は「1年で1万キロ」と言われるため、3年目で3万キロ以上走行する前に売ると、より良い査定額を出してもらえる可能性が高まります。
もう1つのタイミングは新車購入から5年後です。理由はやはり車検の時期であることです。3年目の初回車検に比較して、2回目になる5年目の車検では、部品の摩耗や劣化も進んでいるため、より車検の費用が高くなる傾向があるので、手放すことでその費用が抑えられます。また、5年を過ぎると車のリセールバリューがガクンと下がる傾向があります。そのため、その前に売り抜けるというのは良いタイミングと言えるでしょう。
さらに、車をローンで購入している場合も、5年経っていれば完済しているケースが多いため、次の買い替えがローンであってもスムーズです。
ローンの支払いが残っていても、新車を買取りに出すことは可能
車は高価な買い物なので、ローンを利用する人も多いでしょう。新車をローンで購入して、早いうちに売却を検討したときに気になるのは、「ローンを完済しないうちに、車を売却できるのだろうか?」という点ではないでしょうか。
結論から言えば、ローンの支払いが残っていても、その車を買取りに出すことは可能です。ただし、「所有者が誰であるかによって、売却の手続きが変わる」点に注意が必要です。
車の所有者は、自動車検査証(車検証)の所有者欄を見ると確認できます。
車の所有者名義が自分や家族である場合
この場合は、ローンを最終的に完済する必要はありますが、問題なく売却することができます。特別な手続きは不要です。銀行のマイカーローンなどを利用している場合は、所有者は自分(または家族)になっていることが多いでしょう。
車の所有者名義がディーラーやクレジット会社である場合
この場合は、買取業者が車を買取り、その買取価格を充当して、直接ローンを返済します。したがって、所有者名義は、ディーラーやクレジット会社から買取業者へと、売主をスキップして変更されます。これらの手続きは、買取業者がすべて代行してくれますので、売主は書類を揃えるだけで済みます。
買取価格がローン残債より多ければ、差額は代行手数料を差し引いて売主に戻されます。
もし買取価格がローン残債を完済するのに足りなければ、「現金で支払う」「買い替える車のローンに上乗せする」「(新しい車を買わずに売却のみの場合)残債の返済のためだけの新たなローンを組む」などの方法を検討しなければなりません。
ローンが残っている車の売却を検討する場合には、所有者が誰の名義になっているか、買取価格が残債より多くなるかをまず確認しましょう。
新車を高く売るためのポイント
新車や未使用車をすぐ売ったとしても、買取価格は新車購入時と同程度に高いわけではありません。しかし少しでも高い価格で新車を売却したい場合は、以下のポイントを押さえてください。
【1】リセールバリューの高い車は高く売れる
新車だけでなく、長く乗り続けてきた車にもいえることですが、リセールバリューの高い車であることは、買取価格を高くする上で重要なポイントです。メーカーで生産が追いついてない上に、納車まで数カ月待ちとなる車なら、多くの買取店で高額査定を出してくれるでしょう。
買取相場価格の下落率やリセールバリューの判断が難しいのなら、新車販売台数ランキングを参考にすると良いかもしれません。
【2】新車の価値を下げる乗り方は控える
たばこや香水、整髪料、ペットなどの臭いは、本人は慣れてしまい気づきにくいものですが、査定ではマイナスポイントです。布地のシートに臭いがしみ込むと、消臭剤などではなかなか取り切れません。売却を検討しているのならば、臭いの面も気を配るようにしてください。
また、買取査定は総合的に行われるため、走行距離が短いほど査定額が高くなるとは限りません。ただし、一般的には「1年で1万キロ」が平均的な走行距離と見られていますので、この範囲に収まるほうが望ましいでしょう。
【3】下取りではなく買取業者を利用する
売却する際はディーラーによる下取りではなく、専門業者の買取をおすすめします。下取りはその車の価値が正しく判断されないため、高価買取は期待できません。
ただし、買取先を選ぶことに時間を掛けすぎてしまうと、相場がどんどん下落する可能性があります。また、屋外に車を止めていると車体に傷がつく恐れも。買取先に新車のアピールをするためにも、納車から3カ月以内には手放しましょう。
おわりに
今回は、新車や未使用車を購入後すぐに売却する際の買取価格や、高く売却するポイントなどについてご紹介しました。
新車や未使用車を購入後できるだけ高く売却するためには、どれだけ早く決断できるか、どれだけ良い状態で保管できているかの2点が重要だといえます。
売却を考えているのなら、できるだけ良い状態で保管し、納車してから3カ月以内には売るようにしましょう。
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