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4人家族で乗る車、いわゆるファミリーカーを選ぶことは、簡単なようで意外と悩むポイントが多いもの。4人乗りでは手狭に感じる、かといって大型車では維持費がかさんでしまいます。

ここでは、4人家族の構成別に最適な車選びのポイントと、国産メーカーでおすすめの車についてご紹介します。

平均的な4人家族には3列シートのミニバンがおすすめ

平均的な家族構成である夫婦と子供2人が乗ることを想定した場合、維持費や燃費の面を考えると、ミニバンやコンパクトカーがおすすめです。「両家の両親に兄弟、知人も…」と、たくさん乗ることを想定して大型車を購入しても、実際に大人数で乗る機会が少なければ使い勝手が悪くなり、小型の車を買い直すことになりかねません。

子供が小さいうちはチャイルドシートや荷物などかさばるものも多くありますが、よっぽどの大家族や大人数で乗る機会が多くない限り、5ナンバーのS~Mサイズのミニバンがあれば十分です。

トヨタのヴォクシーやホンダのステップワゴン、同じくホンダのフリードなど、人数や荷物の多さにフレキシブルに対応できる3列シートタイプをおすすめします。

4人家族におすすめ!ホンダの「フリード」

フリードは、ミニバンの中でもサイズ感はちょっと小さめで、コンパクトミニバンとも呼ばれます。おすすめの理由は、まさにこの絶妙なサイズ感です。4人家族であれば、街乗りでも子連れレジャーでも使いやすく、あらゆるニーズに応えます。

5人乗りの2列シート、6人~7人乗りの3列シートの2タイプがありますが、何かと便利な3列シートがおすすめです。低床で室内高も十分、開口部も広いため、室内ではどのシートに大人が座ってもゆとりがあり、車体の小ささを感じさせることはありません。ウォークスルーの室内は、子どもも行き来できて、使い勝手も抜群です。マルチユースに使えて、車両価格も維持費もリーズナブルに抑えられている、バランスの良い1台です。 

乗りやすさ重視なら低床のスライドドア

お年寄りや小さな子供を乗せる機会が多いなら、乗り降りのしやすい低床設計の車が便利でしょう。荷物の出し入れも楽なため、旅行や買い物など、何かと荷物が多くなりがちなファミリーには低床タイプがおすすめです。

低床タイプの車を選ぶなら、スライドドアかどうかもチェックしておきたいポイント。赤ちゃんを抱っこしたまま乗り込むことができ、力の弱いお年寄りでもスムーズにドアの開閉が可能です。

狭い駐車スペースでも楽に乗り降りでき、子供が手を挟みそうになってひやひやする心配がないところも安心ですね。低床でスライドドアのファミリーカーとしては、トヨタのルーミーや、スズキのソリオ、日産セレナなどが挙げられます。

4人家族におすすめ!トヨタの「ルーミー」

ルーミーのコンセプトは「使える!動ける広い部屋」。2列シート、5人乗りなので、4人家族ならばゆったり快適に過ごせます。車内は低床設計で、さらにほとんどのグレードでパワースライドドアが運転席、助手席の両側で標準装備されているため、乗り降りは子どもでもラクラク。

室内長はゆとりがあり、後席でものびのびと座ることができます。多彩なシートアレンジとフロントシートウォークスルーのおかげで、目的に合わせて室内をカスタマイズすると、より便利に使えます。

さらに荷室も低床かつ大開口なので、家族みんなの荷物をスムーズに積み込むことができます。軽自動車並みの小回りの良さと高いアイポイントで、ストレスのない運転をサポートします。

アウトドア重視ファミリーなら軽ハイトワゴン

キャンプや海水浴、ハイキングなど、とにかくアウトドアへ出掛けることの多い4人家族なら、大きな荷物を載せられるのはもちろん、車中泊にも余裕のある、ゆったりとした室内スペースのある車が欲しいところです。

大きなワゴンだと普段使いに不便さを感じますが、軽自動車のハイトワゴンやスーパーハイトワゴンなら、自転車も載せられたり、フルフラットにすれば眠れるスペースも確保できたりする優秀な車が増えています。

このタイプのワゴンは、若いファミリー向けにツートンカラーや鮮やかな色にデザインされた車も多く、車に乗って出掛ける楽しみが増えるのもうれしいですね。デザインと機能性を兼ね備えた軽のハイトワゴンにはダイハツのムーヴ キャンバスやキャスト、スーパーハイトワゴンならホンダのN BOXやスズキのスペーシア、ダイハツのタントなどが挙げられます。

4人家族におすすめ!ダイハツの「ムーヴ キャンバス」

レトロでかわいい丸みを帯びた外観と、2トーンまたはモノトーンの多彩なカラーリングが特に若いユーザーに人気のムーヴキャンバス。2列シートで、4人までのご家族におすすめです。

便利なスライドドアは、両側に標準装備されており、狭いところや荷物を持ちながらの乗り降りがスムーズ。全高は1700㎜未満と高すぎないので圧迫感がなく、安定感がありますが、室内高は意外なほどゆとりがあり、子どもならば立ち上がることもできます。

また、後席はスライドとリクライニングで大きなスペースを確保できるだけでなく、その下側に設置されたボックスを引き出すと、買い物袋などを安心して置ける一時収納に早変わり。デザイン性のみならず、あらゆる機能を追求した、実力を兼ね備えた1台です。

家族が増える予定があるならLクラスミニバンも

将来的に子供が増えたり、両親との同居など、家族が増える 予定があるなら、Lサイズのミニバンを検討しても良いでしょう。7~8人乗りのトールミニバンなら、子供3人におじいちゃん、おばあちゃんを乗せても余裕があり、子供が大きくなってもゆったりとドライブを楽しめます。Lクラスのミニバンは、乗り心地にもさすがの安定感が感じられるでしょう。

フルサイズのミニバンで人気の車種にはトヨタのアルファードや日産のエルグランド、ホンダのオデッセイなどがあります。

4人家族におすすめ!日産の「エルグランド」

Lクラスミニバンの先駆けでもあるエルグランド。迫力のある外観と比較して、室内は極めて細やかでラグジュアリーな造り込みとなっています。

1、2列目はキャプテンシートやオットマンを装備するなど徹底的に座り心地の上質さを追求しており、特に4人までの家族ならば、最上級の室内空間となることでしょう。3列目は親族や友人などを交えた多人数乗車の際の補助的シートとして、また、たたんでおけば広い荷室としても活用できます。

低床設計とスライドドア、ゆとりのある室内の広さで、ファミリーカーとしての機能性も十分。最新の安全運転支援システムが搭載され、Lクラスミニバンの課題である燃費も向上しており、より使いやすく進化を続けています。

おわりに

4人家族といっても、子供の成長や親族を乗せる機会の多さ、休日のアクティブさなどによって最適といえる車は変わってきます。

メインで運転する人の意見と家族の希望を考えつつ、予算や燃費なども考慮して、譲れないポイントを絞っていけば、自分に合った車がきっと見つかるでしょう。

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