ヴェルファイアの買取査定の相場や査定結果で差がつくポイントについて
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Photo by yo &-Elgrand with V36Wheel(2008)/CC BY2.0
中古車市場において、需要の高い車種であるトヨタ「ヴェルファイア」。買い替えに伴い査定に出すことを検討している方は、どれくらい高く売れるのか気になるところでしょう。そこで今回は、ヴェルファイアの中でも高く売れるグレードと、ヴェルファイア全体の買取査定額の相場をご紹介します。
査定に出す前に確認! トヨタ「ヴェルファイア」とは?
ヴェルファイアは、トヨタが誇る最上級クラスのミニバンです。同じくミニバンであるアルファードVの後継者として、2008年から販売が開始されました。
ヴェルファイアの魅力
ヴェルファイアの基本設計はアルファードと共通していますが、力強さや若さを強調するコンセプトに基づき、ヘッドライトやテールランプに先進的なデザインが取り入れられています。
疾走感でなく長距離移動を快適に楽しむための車種として位置づけられており、車内の各種インテリアまで洗練されています。どのモデルにも漂う高級感は、ヴェルファイアが年式やグレードに関係なく買取査定額において簡単に値崩れしない要因の1つです。
グレードのベースは2種類の搭載エンジン
ヴェルファイアのグレードは、主に排気量を基準として設定されています。発売当初から2015年1月までは、直列4気筒の2.4Lエンジン搭載モデルとV型6気筒の3.5Lエンジン搭載モデル、この2種類をベースにマイナーチェンジが進められました。その結果、「2.4Z・V・X」や「3.5Z・V・X」、2011年にはハイブリッドモデルが登場しています。
2015年には、フルモデルチェンジによりデザインなどが一新されました。エンジンも2.4Lから2.5Lに変更、「2.5X・Z・V」などのグレードが誕生しています。
ヴェルファイアの今後は? 廃止の可能性も
現時点ではあくまで可能性の話ですが、今後、ヴェルファイアはアルファードと統合され、ヴェルファイアというモデルは廃版になるかもしれないという情報があります。
根拠として、トヨタ全体が販売チャネルや兄弟車を統合する流れにあること、ヴェルファイアの販売台数がアルファードに比べて少ないこと、2021年にヴェルファイアはそれまでのラインナップが大幅に整理されて、残されたのは特別仕様車の「GOLDEN EYES Ⅱ」のみであること、さらに、ヴェルファイア単体のカタログもすでになくなっている、などがあげられます。
2022年内と予想されるアルファードのフルモデルチェンジのタイミングで、ヴェルファイアの今後の動向についても何か発表があるかもしれませんので、注目していきましょう。
ヴェルファイアの買取査定額の相場
ヴェルファイアは、買取査定額の相場が比較的高い車種の1つです。さらにグレードによって人気は異なり査定額にも少なからず反映されています。
グレード別の平均相場
ヴェルファイアは、買取査定額の相場が比較的高い車種の1つです。さらに年式、グレードなどによって人気は異なり査定額も変動します。
グレード・年式別の平均相場(2008年~2017年)
ヴェルファイアの初代となる2008年~2014年式のうち、2.4L搭載モデルの2011~2012年式は70万~100万円台前半が多いですが、走行距離が5万キロ以下の場合では、150万円以上の査定額が出るケースも見られます。2013~2014年式は、100~150万円が中心です。
また、3.5L搭載モデルは、2.5L搭載モデルに比較して、10万円~数十万円高い査定が出ています。
2015年にはフルモデルチェンジされ、2代目が発売となりました。その2.5L搭載モデルは、2015~2017年式のうち「X・Z」が約180~250万円、「V」は200~250万円前後です。これらの「Aエディション」や「Gエディション」は、200万円台から400万円強まで、査定額の幅が大きく振れています。また、「Aエディション」の中の特別仕様車「GOLDEN EYES」は通常バージョンよりもやや査定額が高めとなっています。
3.5L搭載モデルは、流通量が2.5L搭載モデルに比べてあまり多くありません。2015年式は200万円~300万円、2016年式、2017年式がともに200万円~350万円程度に主に分布しています。
グレード・年式別の平均相場(2018年以降)
マイナーチェンジが加えられた2018年以降発売モデルの買取価格の平均相場は「X・Z」ともに280~300万円ほどに分布しています。さらに、「Aエディション」や「Gエディション」は、それぞれベースグレードよりも20~30万円ほど高い査定になる傾向です。ただし、走行距離が5万キロを超えると、買取価格は200万円台前半にまで下落するケースも見られます。3.5L搭載モデルは2.5L搭載モデルに比べて買取価格がやや高く、300~350万円が中心となります。
ヴェルファイアの中でも特に高く売れるグレードは?
ヴェルファイアは全体に買取価格が高い車種ですが、中でも特に良い査定が期待できるグレードは、エンジンタイプではハイブリッドモデル、また、排気量別では2.5L搭載モデルといわれています。その理由について詳しく見ていきます。
ハイブリッドモデル
高級感がありつつも、静かなタイプのハイブリッドモデル。人気が高いため、買取査定額の相場も高い傾向にあります。買取査定額の相場は約300~400万円程度です。2018年以降の年式で走行距離が少なめの場合は、400万円以上の査定額も期待できます。
2.5Lエンジン搭載モデル
ガソリンモデルの場合、基本的に3.5Lより2.5Lの方が人気は高いといわれています。2.5Lの排気量があれば実用性に問題はなく、燃費が良いため、ガソリン代や税金など、年間の維持費全般が抑えられるためです。
この2.5L搭載モデルの中でも、特に人気のグレードが「2.5Z」の「Gエディション」です。走行距離などにより査定額に幅はありますが、2015年~2017年式で240~280万円、2018年式以降で270~380万円以上の査定額が示されています。
ヴェルファイアの査定額を引き上げるポイント
ヴェルファイアに限らず、自動車の査定には多くの要素が影響します。少しでも査定額を高くするためには、走行距離だけでなく以下のポイントにも注目しておくと良いでしょう。
マイナス査定防止のため純正品は保管する
自動車はカスタマイズを楽しめますが、査定の際、部品が交換されていると人によって評価が分かれます。少しでもマイナス査定を避けるためには、純正品のパーツも保管しておくと無難です。ヴェルファイアでは、純正のエアロパーツやアルミホイール、フロアマット、室内カーテンなどのインテリアグッズを、カスタマイズのために取り外した場合でも、将来の査定のために良い状態で綺麗に保管しておくことをおすすめします。
好印象を与えられる洗車および車内清掃
同じ自動車を査定するとしても、きれいな方が印象は良くなるといわれています。どれほど査定額が変化するか明確ではありませんが、査定前には洗車と車内掃除を済ませておいて損はありません。
おわりに
トヨタ「ヴェルファイア」は、いずれのグレードも多くの方が中古車を買い求めています。とりわけ高い人気を維持しているモデルは、2.5Z、及び2.5ZのGエディションです。年式が古くても、状態が良く走行距離が少ない場合はかなり高めの査定額も期待できます。純正パーツも揃えておくとなおよいでしょう。
ただし、今後もしアルファードと統一されてヴェルファイアが廃版になるといった場合、買取価格が急速に下がる恐れもあります。売却を検討しているのであれば、タイミングを逃さず、早めに査定を受けるなど準備をしておくことをおすすめします。
<記事NO.RC‐00167>
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