クロスオーバーSUV車の先駆けといわれている、トヨタのハリアー。その高級感とかっこよさから、発売以来ずっと高い人気を誇っています。エクステリアやデザインなど、外観に目が行きがちなハリアーですが、燃費性能や機能、評価も気になるところでしょう。そこで今回は、トヨタ「ハリアー」の燃費や搭載機能についてご紹介します。

 

 

現行モデルについて

最新のマイナーチェンジが行われたのは、2017年6月です。主なラインナップは以下の3つになります。

 

スタンダードタイプのELEGANCE

マイナーチェンジで「GRAND」が廃止になり、現行モデルではELEGANCEが標準モデルとなっています。ガソリン、ハイブリッド、ターボの3種類とGS SPORTSがあり、廉価版ながらUVカット機能にミスト機能付きワイパー、皮革と木目調を多用した重厚なデザインなど、多彩な装備を搭載しています。

 

 

 

 

 

 

グレードアップバージョンのPREMIUM

ハリアーPREMIUMはELEGANCEの装備に加え、パワーバッグドアやカードキーといった装備を追加した、グレードアップ版です。ELEGANCE同様、ガソリンとハイブリッド、ターボに加え「メタルアンドレザーパッケージ」という外観とインテリアデザインのグレードアップ版もあります。

 

最上級モデルのPROGRESS

PROGRESSは、ハリアー最新グレードの最上級モデル。PREMIUMの装備に、SDナビやヒーター付きリモコンドアミラーなどを追加したラグジュアリーモデルとなっています。PREMIUM同様「メタルアンドレザーパッケージ」があり、最上位グレードアップ版の新車価格は460万円超えです。

 

 

ハリアー最新モデルの燃費について

次に、ハリアー最新モデルの気になる燃費性能についてご紹介します。

 

ガソリン車の燃費は注目すべき

ハリアーELEGANCEの燃費は以下のようになっています。

 

・ハイブリッド：21.4km/L

・ガソリン：15.2～16km/L

・ターボ：12.8～13km

 

ハイブリッド車の燃費が良いのはもちろんですが、ハイブリッドとガソリンの購入価格の差が80万ほどあることを考えると、ガソリン車の燃費にも注目できるのではないでしょうか。

 

燃費重視ならコンパクトタイプも視野に

ハリアーの魅力は、高級感のある外観と静かで安定した乗り心地、多彩なオプションといったところにあります。また、燃費については「外車や同価格帯の他車に比べると多少良い」という評価です。新車価格が290万円～460万円と、高級感に見合った価格でもあるため、燃費重視で車を選びたいのであれば、もっと安価でコンパクトなSUV車を検討すると良いでしょう。

 

 

前モデルとの比較

マイナーチェンジ後のハリアーでは、どのような点が改良されたのでしょうか。

 

スポーツモデル、ターボ新設定など走りを追求

マイナーチェンジ後のグレード設定が変更となったことに加え、新設定ターボやGRスポーツの追加など、より走りを楽しめるようになりました。従来のスーッと走る静かな走行に、加速のスムーズさも加わり、思いのままに運転できる快適さが実感できます。

 

エンジンや室内が少し小さい仕様へ

旧モデルと比べると、最新のハリアーはエンジンの作りが小さくなっており、人によってはパワー不足を感じるかもしれません。また、車体や室内もやや小さくなっているので、旧モデルから買い替える際には「少し狭いな」という評価になる可能性があります。とはいえ、大幅にパワーが足りなかったり、積載可能な幅が狭くなったりするわけではありません。

 

もともと、ハリアーは広々とした仕様の車です。そして、スポーツカーのような使い方をするわけでもないため、セーフティセンスPの全車標準装備やブレーキホールドなど、快適なドライブをサポートしてくれる印象のほうが強いでしょう。

 

おわりに

今回は、トヨタ「ハリアー」の搭載機能や燃費についてご紹介しました。

高級車ながら、燃費の良さや快適な走行感、加速のスムーズさも加わった新型ハリアー。実用性の高さと優れたコストパフォーマンスの観点から、多くの人々の心をくすぐる貴重な車種です。

 

＜記事NO.RC‐00184＞