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キレイに保っておきたい自慢の愛車。仕事へ出かけるときや家族とちょっと遠出をするとき、汚れていたら気分も上がりません。大切な車をキレイに使い続けるためには、どれぐらいの頻度で洗車をすることがベストなのでしょうか。今回は、洗車の頻度や理想のタイミングをお教えします。

洗車の頻度はみんなどれぐらい?

購入したばかりのときはキレイに使うつもりでも、日常的に乗り続けているうちにいつの間にか洗車が億劫になってしまったという人は少なくないはず。あるいは、やりすぎは逆に傷付けてしまうのではと懸念している人もいることでしょう。

理想的な頻度があるとはいっても、心にゆとりがあるときでないとなかなか着手しにくいものです。

洗車の頻度に関してこれまでに公開されているアンケートの回答をいくつか確認してみると、「1か月に1回程度」派と「2か月~3か月に1回程度」派がそれぞれ20%~30%を占めています。調査によって多少の差は見られるものの、まとめると過半数の人は「3か月に1回以上」の洗車をすると言えるようです。

また、「車の運転が好き」「車の運転頻度が高い」などと回答している人ほど洗車の頻度は高い傾向があり、車への心理的・物理的な関わりが強い人ほど、よく洗車をするということも言えそうです。

ただ、ここで理解しておかなければならないのは、すべての乗用車にそれが当てはまるかといえばそういうわけではなく、季節や車体の保管状態、ボディカラーなどによって洗車をしたほうがよい頻度が変わってくるということです。

洗車頻度の理想とその理由について

最適な洗車の頻度は、車が保管されている環境や、ボディカラーの系統などによっても変わってきます。ここでは、それぞれの状況に応じた理想的な洗車の頻度と、その理由について説明します。

また、洗車機を使用した洗車は手軽で便利なので洗車の頻度が高い人ほど利用したくなりますが、一方で、力の加減ができずに車体に傷をつけやすいというデメリットもあります。特に傷をつけたくない新車やガラスコーティングをした車などは、洗車機を使う事をやめて手洗いで洗車をした方が良いです。

屋根ありガレージで保管している場合の頻度

屋根つきのガレージに愛車を保管している場合は、そのままにしておいても雨ざらしになったり砂ぼこりにさらされたりということもないので、上記で述べたように月に一度程度の洗車で十分。ボディコーティングをしている場合はさらに長持ちすることもありますが、状態をみながら随時キレイにするようにしましょう。

青空駐車場に保管している場合の頻度

「青空駐車場」という名前のとおり、屋根のない駐車場で車を保管している場合は本来、週に一度程度の頻度で洗車を行うのがベストです。風に吹かれ、雨に打たれ、かと思えば紫外線を浴びるなど、汚れやすい環境と言えます。ゆとりがある人は、毎週欠かさず洗車をするようにしましょう。

ボディカラーが白系統の場合の頻度

街中を走っていると、必ず一度や二度は見かける薄汚れた白の車。白系統のボディを選ぶと、どうしても砂ぼこりや雨跡などの汚れが目立ってしまう傾向にあります。白いボディの車をキレイに保管したいなら、最低でも2~3週間に一度は洗車するのが理想的です。ただ、よかれと思ってこまめに洗車をしたとしても、ボディカラーが白系統の場合、洗車時に使った水が垢として跡を残してしまうことも。洗車後は車体に水を残さないよう、隅々まで乾拭きしておくことをおすすめします。

ボディカラーが黒系統の場合の頻度

ボディが黒系統だと砂ぼこりなどの汚れは目立ちにくいだろうと油断してしまいがちですが、そうとも限りません。白系統の車とちがって、黒系統のボディでは細かい傷が目立ちます。そのため、自身で洗車をする際には優しく丁寧に、傷を残さない洗い方をするのがベストです。汚れが目につきはじめる前にと考えると、3週間に一度は車体を洗い流すようにしましょう。先述しましたが、少し汚れたからといってあまり磨きすぎていると、今度は傷が目立ちはじめますので、洗車頻度には要注意です。

洗車の頻度と関係なく、洗車をした方がいいタイミングとは

以下に挙げるような想定外の状況が起こったときは、ふだんの洗車タイミングにこだわらず、メンテナンスの一環として早めに洗車をしましょう。

放置しておくと車体に錆びが発生したり、汚れがこびりついたりしてしまう恐れもあります。

鳥の糞や虫の死骸などがついたとき

上記の説明では保管環境やボディカラーによって毎週、あるいは1~4週間に一度の洗車が良いと記述しましたが、それはあくまでも通常時の話。例えば、子どもを連れて公園に遊びに行った時、ちょっとした買い物に出かけた時など、そんなふとした瞬間に気付けば鳥の糞や虫の死骸が車体についているのを発見したということもあるでしょう。これは見た目が悪いというのはもちろんですが、それだけではなく、鳥の糞には塗装に害のある強力な酸が含まれています。“たかが鳥の糞”と放置しておくと、ひび割れや剥がれの原因になることもありますので、見つけ次第洗い流すことをおすすめします。

黄砂や花粉が飛んでいる季節

黄砂や花粉が飛んでいる季節は人間であってもつらいものですが、車にとっても同じです。黄砂や花粉の付着は、青空駐車をしている場合に特に多く起きがちなもの。これを放っておくと、知らず知らずのうちにボディが傷付いたり、シミの原因になったりします。黄砂や花粉が宙を舞う3~5月あたりは、汚れに気が付いたらこまめに洗車をするか、洗車の際にワックスを使う、あるいはカーコーティングをしておくとキレイな状態が長持ちします。

降雪時

雪が降っても当然、ボディに汚れは付着します。それどころか、降雪前に道路にまかれる融雪剤の原料となる塩化カルシウムや塩化ナトリウムといった塩が放置されたままになっていると、錆びにつながるので注意が必要です。雪道を走ったあとは必ず洗車しておくこと、特に下廻りはよく水で洗い流すことをおすすめします。

海辺を走ったとき

ドライブするのが気持ちの良い夏の季節、風を感じながら海辺の走行を楽しむのが好きな人も多いでしょう。ただし、長時間の走行は、降雪時のケースと同様に、塩によるボディの錆びつき、腐敗につながりますので、できることなら帰宅後に必ず洗車をしたいものです。カーコーティングをしておけば、水で洗い流すだけでもだいぶ効果は違ってきます。

こちらの場合も、特に下廻りはよく水で洗い流した方が良いでしょう。

洗車の頻度が高い場合のデメリット、低い場合のデメリット

こまめな洗車は一見良いことのように感じますが、実は洗車の頻度は高すぎても低すぎてもデメリットがあります。それぞれのデメリットを踏まえた上で、自分の車に合った頻度やタイミングで洗車を行い、愛車をベストな状態に保つようにしましょう。

【洗車の頻度が高い場合】洗車が原因で車を傷つけてしまう可能性あり

どんなに優しく洗車をしているつもりでも、車体をスポンジでこする以上はどうしても小さな傷がつきものです。一度ついた傷が自然に治ることはないので、洗車をする度に傷が増えていってしまう可能性があります。

また、洗車のしすぎは、車の汚れを防ぐためのコーティングをはがしてしまう恐れもあります。せっかくのコーティングも、はげてしまうとそれ自体が車のダメージになってしまうので、注意しましょう。特に黒や青など濃いボディカラーの車は傷が目立ちやすいため、洗車時はより気をつけて扱う必要があります。

【洗車の頻度が低い場合】汚れが目立ったり塗装が劣化したりする

洗車の頻度が低いと、汚れが目立ってしまうなど、見た目が良くありません。また、前述したように、車体についた鳥のフン、花粉、融雪剤、塩害などを放置しておくと、塗装の劣化や色褪せにつながりますので、なるべく早く取り除く必要があります。

一般的な汚れでも、放置する時間が長くなると落としにくくなります。頑固な汚れを落とそうとすると、力強く車体をこすってダメージを与えてしまいますので、適度なタイミングで洗車をすることをおすすめします。

洗車は頻度だけではなく、洗い方にも注意しよう

愛車をキレイに保ちたいと思うと、どうしても洗車の頻度を気にしたくなりますが、繊細で傷付きやすい車のボディ。頻度もさることながら、洗車の仕方も大事な要素のひとつとなってきます。正しい方法を知らないと、洗車をしている最中にボディを傷つけて、見た目だけでなく車を売却する時にマイナスになってしまうことがあるので、細心の注意を払いながら行うようにしましょう。使用頻度にもよりますが、最近の車はボーディーコーティングされている車が多いので、比較的新し車は月1回の洗車で十分です。

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