ヘッドライトの黄ばみを除去する方法とは
Contents
愛車のヘッドライトが黄ばんでしまい、自分で除去することを考えている方も多いはず。そもそもヘッドライトの黄ばみの原因は何でしょう。どうすれば愛車を傷つけず、黄ばみが除去できるのでしょうか。今回はヘッドライトの黄ばみについて、その原因から除去方法まで詳しく解説します。個人で除去できる場合と業者に任せた方が良い場合の違いも紹介します。
ヘッドライトの黄ばみってそもそもなに?
ヘッドライトの黄ばみは劣化が原因ですが、劣化は外側と内側の両方で起こります。
紫外線や外側からの経年劣化
2020年現在、ヘッドライトには一部の外車を除いて、ポリカーボネートという樹脂製のものが使われています。一部の外車のヘッドライトは、かつて主流であったガラス製です。樹脂製には安全性の高さや強度、加工のしやすさなどのメリットがある一方で、紫外線に弱いというデメリットがあります。時間の経過とともに保護目的のコーティングが剥がれてくると、紫外線やその他の外部ダメージを直接受けるようになり、劣化し黄ばみが出ます。
(ライト)バルブの熱など内側からの劣化
ヘッドライトの内側は走行中、ライトの点灯により高温になるため、耐熱性の高い樹脂も徐々に劣化していきます。また、ヘッドライトにできた小さな隙間から内側に入り込んだ水や異物により劣化が起こる場合もあります。それら内側の劣化も黄ばみの原因です。
ヘッドライトの黄ばみを除去する方法とは
ここからはヘッドライトの黄ばみを自分で除去する方法を紹介します。以下の作業を順に行ってください。
ヘッドライトの汚れをとる(洗う)
まずヘッドライトについた泥や埃など汚れを取り除きます。水拭きか水洗いを行ってください。ヘッドライトを磨く前に汚れを除去しないと、それら異物がかえってヘッドライトを傷つける原因になってしまいます。
マスキングを行う
ヘッドライトの表面を綺麗にしたら、その周りをマスキングテープで養生しましょう。研磨する際にボディを傷つけないようにするためです。
サンドペーパーやコンパウンドで磨く
サンドペーパーを使ってライトの表面を磨きます。荒い番手から始めて、仕上げに向かって番手を上げていきましょう。この時スポンジなど少し柔らかいものにぺーパーを巻いて使うと上手に磨くことができます。また、仕上げにはコンパウンドを使うのも効果的です。サンドペーパーよりも細かく磨くことができます。布やスポンジにコンパウンドをつけて磨けば、光沢も出て、より質の高い仕上がりが期待できます。
専用クリーナー
サンドペーパーやコンパウンドの代わりにヘッドライト専用クリーナーを使うのも良いでしょう。カー用品店に行けばたくさん商品があるはずです。研磨剤の入ったものならひどい黄ばみにも対応できます。しかし、エタノールなどの有機溶剤を含むものには注意が必要です。場合によってはヘッドライトが溶け、白く濁ったり、ひび割れたりすることがあります。店員に相談などをして品質を確かめてから使うと良いでしょう。
トップコート
研磨後は、ヘッドライト専用のコーティング剤で仕上げましょう。これによって作業後しばらくは紫外線などの外部ダメージを防ぐことができます。保護期間はメーカーによって様々ですが半年から1年のものが多いでしょう。なお、ヘッドライト専用クリーナーにはコーディング効果を含んだものもあり、その場合はコーディング剤を塗る必要はありません。
ヘッドライトの内側を磨く場合
上記の説明はヘッドライトの外側を磨く場合です。しかし、先述したように、ヘッドライトの黄ばみには内側の劣化が原因になることあります。その場合はヘッドライトを外さなければいけません。簡単に手順を説明します。まずボンネットを開き、ヘッドライト関連のボルトと配線のコネクターを外します。これによってヘッドライトが取り外せます。取り外したらコンパウンドや漂白剤で内側を磨いてください。磨き終わったら再度ヘッドライトを取り付けます。この際、内部に水や異物が入らないように注意することが必要です。
ヘッドライトの黄ばみは業者に頼めば除去できる?
ヘッドライトの黄ばみは業者に頼んで除去してもらうこともできます。特に内側の清掃はヘッドライトの取り外しを伴うため、個人では難易度の高い作業です。内側の黄ばみはヘッドライトの劣化がかなり進んでいる証拠であり、不慣れな作業で劣化をさらに進めてしまう可能性もあります。そのため、内側の場合は業者に頼むのも一つの方法です。また、外側の清掃においてもコンパウンドやクリーナーなど溶剤の取り扱いはプロに任せた方が安心です。先述したように溶剤の選択によってはヘッドライトの状態を悪くしてしまうからです。口コミなどで品質をチェックするのにも限界があるでしょう。
ヘッドライトの黄ばみ、プロに頼む?自分でやる?
ヘッドライトの黄ばみは劣化が原因ですが、劣化には外側と内側の2種類があります。カー用品店にいけば専用クリーナーなどもたくさんあり、外側の清掃は個人でも十分行えるでしょう。しかし、取り外して内側を綺麗にしたり、そもそも黄ばみだけでなく傷が多かったりする場合などは、プロに任せるメリットも十分にあります。溶剤の取り扱いに関してもプロに頼る方が安心です。
中古車買取・販売は
ラビットにおまかせください!
無料で価格を知ろう
カンタン査定
欲しいクルマをかんたん検索