車検の期間はいつから? 有効期限の確認方法や必要な準備
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車を所有している方は、一定の期間ごとに車検を受ける必要があります。車検が切れてしまうと公道を走ることができなくなってしまうため、注意が必要です。
この記事では、車検の期間や有効期限の確認方法、車検を受けるのに適したタイミング、必要な準備などについて解説します。自動車を購入した方や、今後購入することを検討している方はぜひ参考にしてください。
車検の期間と確認方法
まずは、車検を受ける期間と、現在受けている車検の有効期限を確認する方法をみていきましょう。
車検期間の基礎知識
車検を受ける期間は、道路運送車両法という法律の第61条(自動車検査証の有効期間)で定められています。一般的な自家用乗用車の場合、新車登録をしてから初回の車検までの期間が3年間、2回目以降は2年ごとです。また、排気量が250ccを超えるオートバイの車検期間も同じように設定されています。
キャンピングカーなど、一定の要件をみたして「8ナンバー」を取得した自動車の場合、新車登録から初回の車検までが2年間、それ以降は2年ごとです。
車検の有効期限の確認方法
車検の有効期限を調べる方法は2つあります。
1つ目は、車のフロントガラスに貼られている検査標章(車検シール、車検ステッカーとも呼ばれる)という四角いシールを見る方法です。このシールの裏面には、車検の有効期間が満了する年月日が明記されています。シールの表面には年と月しか書かれていないため、必ず裏面を見て日付まで確認しましょう。
2つ目は、車検を受けた際に発行される自動車検査証を見る方法です。自動車検査証の「有効期間の満了する日」という項目に、車検の有効期限となる年月日が書かれています。
車検を受ける最適な時期
車検は有効期間が切れる前に受ける必要がありますが、タイミングが早すぎるとデメリットもあるため注意しましょう。最適な時期は次の通りです。
有効期限満了1カ月前の車検がおすすめ
車検は、有効期間が満了する日の1カ月前に受けることをおすすめします。有効期間の1カ月前に車検を受けると、満了日の日付が変わることなく手続きが可能です。
たとえば、10月20日が満了日の場合、1カ月前である9月21日以降に車検を受けると、次回の満了日が2年後の10月20日に設定されます。ただし、満了日当日などに車検を受けると、点検に時間がかかった場合に期限切れになってしまうため、余裕をもってスケジュールを立てましょう。
1カ月以上前に車検を受けることは可能?
有効期限の1カ月以上前に車検を受けることも可能です。ただし、1カ月以上前に受けた場合、次の車検の満了日が前倒しで設定されるというデメリットがあります(指定工場で45日前以降に車検を受けることで前倒しにならない方法はあり、後述します)。
たとえば、10月20日が満了日で、1カ月以上前となる9月1日などに車検を受けると、次回の満了日は2年後の9月1日に設定されます。このように、満了日が来るタイミングが早まってしまうため、特別な事情が無い限りは1カ月前からの車検がおすすめです。
指定工場なら45日前から車検を受ける方法も
指定工場(民間車検工場)であれば、45日前から車検を受けても満了日の日付を変えないで済むという方法があります。指定工場で車検を受け、保安基準に適合していると認められると保安基準適合証が交付されるのですが、この有効期限が15日だからです。保安基準適合証を運輸局に提出する日自体は1カ月前からにできるのです。
車検の有効期限満了を過ぎたらどうなる?
車検の有効期間が切れた自動車で公道を走った場合、道路運送車両法に違反してしまいます。6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金、免許停止の処分が下されるため、車検の満了後は公道を走ってはいけません。
もし、車検が切れてしまっていることに気づいたら、公道を走る前に市役所や区役所で仮ナンバーを発行してもらいましょう。仮ナンバーを取得することで、申請したルート内であれば一時的に公道を走れるようになります。
車検を受けるのに必要な準備は?
車検を受けるときは、書類の用意や予約などの準備が必要です。ここでは、車検を受ける方法について解説します。
車検に必要な書類
車検に必要な書類は3種類あります。
- 前回の車検を受けた際に受け取った自動車検査証です。
- 自賠責保険証明書で、車検を受けるタイミングで自賠責保険も更新する必要があります。自動車検査証と自賠責保険証明書は、公道を走る際に必要なため、車のダッシュボードなどに保管してあることが一般的です。
- 自動車税や軽自動車税の納税証明書も用意する必要があります。税金を支払ったときに受け取る納税証明書を準備しましょう。
車検の見積もりと予約
車検を受ける際は、車検業者に見積もりをとった上で、車検の日時を予約しましょう。車検はディーラーや整備工場のほか、自動車用品店やガソリンスタンドなどで依頼することも可能です。
業者を通さないユーザー車検を利用する場合は、普通車なら運輸支局、軽自動車なら軽自動車検査協会の予約システムから手続きしましょう。
車検の期間について把握しておこう
自家用乗用車の車検は、初回なら3年、2回目以降は2年ごとの期間で受ける必要があります。満了日の日付が変わらないようにするため、有効期限の1カ月前からの車検がおすすめです。車検は法律で定められた義務で、期限が切れると公道を走れなくなってしまいます。満了日を確認した上で必要な書類を用意し、早めの対応を心がけましょう。
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