プリウスの年間維持費に必要な金額は?税金や燃費などを計算
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乗っている車の年間維持費が高く、頭を悩ませている方もいるでしょう。中には、年間維持費がもっと安い車への乗り換えを、検討している方もいるかもしれません。様々な車種がある中で、年間維持費が安いと言われているのがトヨタのプリウスです。今回はプリウスの年間維持費がどの程度かかるのか、税金や燃費などについて解説していきます。
プリウスの維持にかかる必要経費とは
プリウスの維持には様々な経費がかかりますが、具体的にどのような経費がどれくらい必要になるのでしょうか。ここでは、通年で必須になるものと、一定期間ごとに必要になる経費に分けてご紹介していきます。
ガソリン代
ガソリンは、日常的に車を使用するなら通年で必須の経費になります。プリウスの実燃費は25km/Lと言われており、1年で10,000km走行した場合、ガソリン価格165円/L(2022年10月現在)で計算すると通年で約66,000円になります。走行の仕方や走行距離によっても変わりますが、日常的に利用する人は年間66,000円程度をガソリン代の目安にしておくとよいでしょう。
また、ガソリン代は特に車種の違いや、ガソリン車かハイブリッド車かで、大きな差の出る費目です。同じトヨタ車で10,000㎞を走行するのでも、たとえばミニバンのアルファードのガソリン車(排気量2.5L)では実燃費は約10km/Lとされており、年間のガソリン代は約165,000円にもなります。一方、トヨタ車の中でも世界最高レベルの燃費の良さを誇るヤリスのハイブリッド車(排気量1.5L)の場合、その燃費は35㎞/Lと言われています。年間のガソリン代は47,000円程度に抑えられます。
国土交通省では毎年自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表し、燃費のよい乗用車のベスト10ランキングも発表していますが、2021年の普通・小型乗用車部門では、1位がヤリス、2位がアクア、3位がプリウス、4位がヤリスクロス、5位がカローラスポーツと上位5位までをトヨタ車が独占する結果となりました。ガソリン価格の高騰が続く中、燃費とガソリン代は今後も留意すべき項目となるでしょう。
駐車場代、保険料、自動車税
駐車場代、自賠責保険料、任意保険料、自動車税は通年で必要になる経費です。
駐車場代はエリアや仕様によって開きがあり、地方よりも都市部の方が高い傾向にあります。東京や大阪などでは30,000円~40,000円程度、人口が少ない地域では5,000~10,000程度が相場となっています。
自賠責保険とは「自動車損害賠償責任保険」の略称で、すべての車・バイクが加入を義務付けられている強制保険です。補償範囲は対人事故の賠償損害のみで、その保険料は自家用乗用車・普通車で20,010円、軽自動車で19,730円(いずれも24か月の場合)となっています。
任意保険料は、契約者の年齢や契約する保険会社、車両保険の有無によっても変わりますが、おおよそ年間で40,000円~100,000円程度が相場です。
自動車税は新車登録をした時期によって変わり、2019年9月30日以前の場合は39,500円、2019年10月1日以降の場合は36,000円です。ただし、プリウスはエコカー減税が適用されるため、新車購入から2年目までは実際に支払う自動車税はもっと安くなります。ガソリン代や自動車税などは通年でかかる経費のため、年間維持費として計算しておきましょう。
車検、オイル代、タイヤ代、バッテリー
プリウスに限らず、初回は3年、以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。車検費用は依頼先によって変わりますが、プリウスを車検に出した時の相場は70,000円程度です。
プリウスを快適に安全に乗り続けるためにはオイル交換も必要になります、エンジンオイルの交換は5,000円程度かかります。
プリウスは他の車種と同様の補機バッテリー(交換費用4~5万円程度)を搭載しており、一般的には4年~5年ごとに交換が必要です。また、ハイブリッド機能の駆動用バッテリー(交換費用18万円程度)も使用していますが、こちらは耐用年数が15年~20年と、補機バッテリーに比較してかなりの長寿命です。
タイヤの交換費用は選ぶメーカーによって大きく上下しますが、特にブランドにこだわりがなければ1本8,000円程度が相場となっています。
プリウスの年間維持費
ここまでプリウスにかかる年間維持費を項目ごとに見てきました。まとめてみると、
- ガソリン代 66,000円
- 駐車場代 240,000円(月額20,000円とした場合)
- 自賠責保険料(車検代に含まれる)
- 任意保険料 80,000円(車両保険ありとした場合)
- 自動車税 36,000円
- 車検 35,000円(2年に1回、1年あたり)
- オイル交換 5,000円(1年に1回)
- バッテリー交換 10,000円(補機バッテリーを5年に1度交換)
- ※駆動専用バッテリーは寿命が15年~20年と長いため、ここには含みません
- タイヤ交換 8,000円(5年に1回程度交換)
合計:480,000円
がひとつの目安と言えます。
これは一例なので、居住環境や車の使い方によっては、駐車場代が不要な人もいれば、ガソリン代がもっとかかる人もいるでしょう。とはいえ、全体的に見るとやはり「駐車場代」「任意保険料」「ガソリン代」が維持費の大きな部分を占める可能性が高いと言えそうです。安い駐車場を探す、任意保険の内容を吟味して加入する、アイドリングを避けてガソリン代を節約するなど、意識して引き締めたいところです。
その他、任意のメンテナンスパックや、スタッドレスタイヤの購入など、個別の希望や状況によって必要になる費用も考慮しておきましょう。
2代目 20系プリウス(2003~2009)
ここでは、2代目 20系プリウスの基本情報や中古車がどの程度の価格で売られているのか相場についてご紹介していきます。
2代目 20系プリウスの基本情報
2代目 20系プリウスは初代のセミノッチバック4ドアから変更され、5ドアハッチバックになりました。ボディの全長は4,445mm、全高が1,490mmと初代プリウスに比べて若干大きくなっています。車庫入れや縦列駐車が苦手な人も安心して駐車ができるインテリジェントパーキングアシストやアイドリングストップ時でもエアコンが作動する電動インバーターオートエアコンなど様々な機能が搭載されています。
2代目 20系プリウスの中古車価格相場(2022年10月時点)
2代目 20系プリウスの中古車価格の相場は年式やグレード・色・走行距離にもよるが30万~50万円前後程度です。
3代目 30系プリウス(2009~2015)
ここでは、3代目 30系プリウスの基本的な性能や中古車価格の相場について見ていきましょう。
3代目 30系プリウスの基本情報
30系プリウスは2009年5月に販売開始された、3代目に当たるモデルです。エンジンとモーターを強化することで、以前のモデルよりも高速走行時の燃費向上を実現しています。全長4,460mm、全高1,490mmと2代目プリウスよりも若干大きくなりましたが、サイズ感はそれほど変わっていません。しかし、バッテリーの小型化や配置の工夫によって室内空間が広くなり、より居住性がアップしました。オーディオやエアコンの操作状況が見やすいタッチトレーサーディスプレイや駐車中の室温の上昇を防ぐソーラーベンチレーションシステムなどを搭載しています。
3代目 30系プリウスの中古車価格相場(2022年10月時点)
3代目 30系プリウスの中古車価格相場は、グレード・色・走行距離にもよるが2009年式で40万~60万円前後、2012年式で60万~90万円前後、2015年式で100万~120万円前後となっています。
4代目 50系プリウス(2015~)
ここでは、2015年に販売開始された4代目 50系プリウスについて基本情報や中古車価格相場をご紹介していきます。
4代目 50系プリウスの基本情報
3代目までは大きなデザイン変更はされていませんでしたが、4代目プリウスの前期モデルは基本のデザインとなるトライアングルシルエットは残しながらアグレッシブにデザイン変更されました。重心は以前のモデルよりも低くなり、よりエモーショナルなデザインに変更されています。乗り心地を向上させるために座面のクッションパッドを調整、ステアリングスイッチの配色と形状を変更するなどし、より高い居住性と操作性を実現しました。また、2018年にはマイナーチェンジを行い、安全機能「Toyota Safety Sense P」が全グレードに標準装備となりました。
4代目 50系プリウスの中古車価格相場(2022年10月時点)
4代目 50系プリウスの中古車価格相場は前期モデルの場合グレード・色・走行距離にもよるが、2016年式で約160万~200万円前後、2017年式で約180万~220万円前後となり、後期モデルの場合は2019年式で約230万~250万円前後です。
プリウスの維持費まとめ
プリウスの維持にかかる経費や各モデルの基本情報などをご紹介してきました。プリウスは燃費が良く、エコカー減税対象車で様々な税金の優遇が受けられるということで、他の車に比べると維持費が安く人気があります。今の愛車と比べて燃費や維持費が安いと感じた方は、乗り換えを検討してみるのも良いでしょう。
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