車の乗り換え時期に最適なのはいつ? おすすめのタイミングについて解説
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車の乗り換えには適切なタイミング、お得なタイミングというものがあります。ベストな乗り換えの時期を知るにはどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。さまざまな理由で車の乗り換え、買い替えを考えている、もしくはいつ乗り換えを検討した方がいいのかを知りたい人向けに、車の乗り換え時期の見つけ方、おすすめのタイミングなどについて解説します。
車の乗り換えに最適な時期とは
車を乗り換えるときにまず意識しておきたいのがリセールバリューです。リセールバリューとは中古車として販売するときの価値のことです。
通常、売る時期が遅くなればなるほど車のリセールバリューは下がっていきます。例えば新車を購入して3年以内に売る場合に比べて、4年落ち以降の車は売却価格が大幅に下がってしまうことがあります。
いつ売れば大きく損をしなくてすむかの判断は難しく、様々な要素が絡んできます。トレンド、モデルチェンジのタイミング、対抗車種との兼ね合い、海外ユーザーからのニーズ……などなどです。一般的には多くの人が欲しがる人気車種や、特定のユーザーが指名買いをするような根強い人気を持つ車種ほどリセールバリューが高い傾向があります。
ただし、前述したように、リセールバリューは新しい車ほど高い、というのが基本です。つまり、車がまだ新しいうちに売却するほど高く売れる確率が上がります。次の車が欲しいと思ったら、なるべくスピーディーに決断することがお得な乗り換えをする第一のポイントです。
今の車を高く売ることができれば、次の車を購入する代金に充てることができます。なお、その場合はディーラーなどへの下取りではなく、中古車買取業者に売る方が高く買い取ってもらえることも覚えておきましょう。査定は無料でできるため、買い替えを検討しはじめたときに今の車の査定価格を知っておくと、その後の判断材料になるかもしれません。
車の状態から考える乗り換え時期
ここからは、車の状態、維持費、ライフスタイルの3つの観点から最適な車の乗り換え時期について考えてみましょう。車の状態から考えたとき、お得に乗り換えられるのはどのようなタイミングでしょうか。とくに意識したいのは以下のポイントです。
走行距離や年式
リセールバリューを考慮すると、売却するときにまずチェックされるのが走行距離と年式です。走行距離は年間1万キロ以内であればおおむね適切と判断されます。また、走行距離が5万キロを超えると価格が下がり始め、10万キロを超えると大きく値落ちする傾向があります。
前述したように年式は新しいほど有利です。年式は新年になると同時に変わるので、その前に売却した方が高く売れるでしょう。
モデルチェンジの前
モデルチェンジには3年~5年に一度のマイナーチェンジと、5年~10年に一度のフルモデルチェンジがあります。マイナーチェンジのあとはややリセールバリューが下がり、フルモデルチェンジのあとは大きくリセールバリューが下落するのが一般的です。したがって、モデルチェンジの前が売りどきということになります。モデルチェンジの時期はネットなどをチェックすればある程度予想できます。
とはいえ、モデルチェンジ直前に動き出したのでは遅いともいえるので、ご注意ください。その段階では、モデルチェンジを見越して売りに出された中古車が多数、出回っている可能性があるからです。出回る台数が多くなればなるほど、必然的に査定価格は下がってしまいます。
自身が「モデルチェンジした新型車に乗り換えたい」という場合は判断の難しいところでもありますが、少しでも高く売ることを優先するのであれば、モデルチェンジの前、それもできるだけ早い時期を狙っていきましょう。
維持費から考える車の乗り換え時期
次に、車の維持費から車の乗り換え時期を考えてみましょう。
車検の前
毎回10万円前後の費用がかかる車検の前も売りどきです。車検を通してから売ったとしても、売却価格が車検前より10万円以上高くなることはほとんど期待できないからです。
リセールバリューも3年、5年、7年という車検のタイミングに合わせて段階的に下がっていくことが多いので、これを目安とするといいでしょう。
メーカー保証が切れるとき
エアコンや純正ナビなどを含むほとんどの部品が保証対象となる一般保証は、新車から3年間または走行距離6万キロまでというのが目安です。また、エンジン、ステアリングなど重要部品については、特別保証として新車から5年間または走行距離10万キロまでです。
これらのメーカー保証が切れてしまうとリセールバリューが、がくんと下がることが多くなります。メーカー保証が切れる前に売ることを考えましょう。
自動車税の増税前
自動車税は新車登録から13年を経過すると増税されます。さらに車両重量によって定められている重量税も13年経過によって増税となります。これらの税金の負担が増える前に乗り換えるのも賢い選択です。
車の故障が目立ち始めたとき
故障の程度や状況にもよりますが、車を修理に出すと、それなりに費用がかかります。修理代は高かったのに、買取価格は安くついたということも、なきにしもあらず。また、故障が多いと安全面でも気になります。特に売ることを考えていなかった場合でも「故障が目立ってきたな」と感じたら、乗り換え時期といって良いでしょう。故障した箇所の修理代とその時期の車の市場価格とを照らし合わせ、その価格差によっては修理せずに売りに出し、新しい車を買ってしまったほうが良いこともあります。
気になるのは、故障している車でも売れるのかどうかですが、ポイントは、走行性能に影響があるか否か。バッテリー、エアコン、少々の傷など、軽度の故障であれば、さほどマイナスにはならないはずです。一方、エンジンの故障、車体の大きなへこみなど、故障の程度が大きい場合は、買取は厳しいかもしれません。ただし、パーツに需要があることも。その場合は、廃車での買取が成立するケースもあります。
ライフスタイルから考える乗り換えタイミング
最後に、ライフスタイルの変化に合わせた車の乗り換え時期について考えてみましょう。
家族が増えたら
結婚や子供が生まれて家族が増えると車の使い方が変わるものです。いわゆるファミリーカーを中心に次の車を探すことになるでしょう。リセールバリューを考えれば、先のことを見越してなるべく早めに車の乗り換えを実行するのがおすすめです。
転勤や引っ越しに合わせて
転勤や引っ越しなどで住む環境が変わるときも同様です。都市部から地方へ移って、それまでの電車通勤から車通勤に変わるといったケースも考えられます。街乗りタイプの車から、雪道に強いフルタイム4WDに乗り換えたいと考える人もいます。この場合も売るタイミングは早い方が得をすることが多いでしょう。
車を買い替える時の流れと必要な手続き
では、実際に車を買い替えることにした場合、どのような流れになるのでしょうか。また、どんな手続きをすることになるのでしょうか。段取りがわかっていると、スムーズです。それぞれについて解説しますので、確認しておきましょう。
車を買い替える時の流れ
まずは、新しく買う車の検討や選定を始めましょう。ほぼ同時進行で、それまで乗っていた車の買取先も探し始めるようにします。購入する車を先に決めて手続きを進めてしまうと、短い期間とはいえ2台の車を管理しなければならなくなりますし、売却の話を先に進めてしまうと、手元に車がない期間が生じてしまうことになります。その点に注意して、動いていきましょう。
新しい車の購入先、古い車の売却先が決まったら、必要な書類を確認して揃えておきます。
車を買い替える時に必要な手続き
車を買い替えるにあたって必要な手続きのうち、代表的なものについて解説します。
まず前の車を売却する場合は、名義変更の手続きが必須です。これにより、車の所有権が自分以外のところに移ります。委任状を出せば、業者代行も可能です。
もうひとつ大事なのが、自動車保険の手続きです。自賠責保険は解約し、任意保険は新しい車に引き継ぐ手続きをすることになります。自賠責保険は前納ですが、期間を満了していない場合、差額は返還されますので、その点はご安心ください。
車を購入するときは、車を保管する場所の届け、いわゆる車庫証明が必要です。乗り換え前と同じ場所に駐車する場合でも、新しく申請しないといけません(軽自動車の場合、地域によっては不要なこともあります)。
ライフスタイルや車の使い方、経済的な事情によって、最適な買い替えのタイミングは異なります。もし迷ったときは、リセールバリューを1つのポイントとして考えてみると良いでしょう。車の乗り換え、買い替えを検討中の人は、ぜひ上記を参考にしてみてください。
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