どんな違いがある? 普通車のボディタイプの種類と特徴
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車の購入は人生のなかでもマイホームに次ぐ高価な買い物です。そのため、後悔することなく自分のライフスタイルにぴったりの一台を選びたいという方は多いのではないでしょうか。
とはいえ、車にあまり詳しくない方にとっては、数多くある選択肢のなかからベストな一台を見つけるというのはなかなか難しいこと。そんな時に判断材料のひとつにしたいのが、車の「ボディタイプ」です。車というのは実にたくさんの種類がありますが、その多くはこのボディタイプによって分けることができます。その種類や特徴をきちんと理解することで、愛車選びの参考にしてみましょう。今回は、普通車のボディタイプについて詳しく解説していきます。
車のボディタイプとは
ひと口に普通車と言っても、各メーカーから実にたくさんの種類が出ているため、どうやって選んだら良いのか分からないという方は多いもの。そんな時に愛車選びの参考にしたいのが、車の「ボディタイプ」です。
ボディタイプとは、いわゆる車の外観、見た目の形のことで、ボディタイプの種類はメーカーに関わらず統一されていて、「セダン」、「ワンボックス」、「ミニバン」をはじめさまざまな種類に分類されています。車室の広さや、収容できる荷物の量などにも違いがありますので、それぞれの特徴をきちんと押さえたうえで、普通車を選ぶ際の参考にしていきましょう。
普通車のボディタイプの種類と特徴
では、実際に普通車のボディタイプにはどのような種類があるのでしょうか。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
セダン
車のなかでも最もベーシックな形がセダンタイプです。エンジンルームとキャビン(居住スペース)、ラゲッジスペース(荷物スペース)がそれぞれに独立しているのが特徴で、SUVタイプと比べると車高の高さがありません。運転席、助手席、後部座席の左右両側にドアがある4ドアが一般的で、ハイヤーなどの高級車にも多く見られます。SUVやコンパクトカーなど時代によって人気のボディタイプが変わるのに対し、セダンは長年にわたり国内外で根強い人気を誇っています。トヨタのプリウス、クラウン、日産のフーガ、レクサスのLS、リムジンなどがセダンタイプの代表的な車種です。
SUV・クロカン
「SUV(Sports Utility Vehicle)」は、日本語で多目的スポーツ車と呼ばれている種類です。オフロードや悪路でも高い走行性を維持し、荷物をたくさん積むことができるため、アウトドア派を中心に人気の高いタイプとなっています。同じく舗装されていない道を走ることを目的にして作られた「クロカン(クロスカントリー)」車と以前は区別されていましたが、最近ではどちらもアウトドアやレジャーにぴったりの車として幅広い年齢層に支持されているのが特徴です。代表的なSUV・クロカンとしては、トヨタのランドクルーザー、スズキのジムニー、スバルのフォレスター、日産のエクストレイルなどがあります。
ステーションワゴン
「ステーションワゴン」は、「駅(ステーション)から人と荷物を運ぶために作られた四輪車(ワゴン)」という意味を持つ車種で、セダンタイプの車のトランク部分を引き延ばし、居住スペースとつなげることで、大きな荷物を積みやすくしたタイプのことです。車高の高さはセダンと同じですが、なかには3列シート7人乗りのタイプもあります。トヨタのカローラフィールダーや、プリウスα、ホンダのジェイド、マツダのアテンザワゴン、スバルのレボーグなどが代表的で、重心が低いことから安定した走りができるのが特徴です。
ワンボックス
「ワンボックス(1box)」というのは、その名の通り四角い箱型のワゴン車やバンのことです。キャビン(居住空間)とラゲッジスペース(荷室)が同じ空間にあり、エンジンはフロントシートの下に配置されています。トヨタのハイエースや日産のキャラバンなどが代表的で、一時はミニバン人気に押されて衰退しましたが、キャンプや車中泊人気が高まるにつれ、広い居住スペースを確保できるワンボックスが再び注目されるようになりました。
ミニバン
多数あるボディタイプのなかでも常に人気の上位を争う「ミニバン」。ホンダのステップワゴン、トヨタのノア、ボクシー、日産のセレナといったファミリー層に人気の高いものから、トヨタのアルファードやヴェルファイア、日産のエルグランドといった高級車種までさまざまな種類があります。その特徴は、何と言っても圧倒的な室内空間の広さ。3列シートで6人以上乗れる車が多く、背が高く荷物もたくさん積むことができるのが特徴です。セダンタイプと比べて車高も高いため、女性でも視界が広く取れることから運転しやすいという魅力もあります。
コンパクト・ハッチバック
「ハッチバック」というのは、車のラゲッジスペースの後ろ扉が、跳ね上げて開閉するタイプの扉を意味します。トヨタ車ではリフトバック、日産車ではオープンバック、三菱ではスポーツバックなど、車種によってそれぞれ呼び名が異なるのも特徴です。そのなかでも比較的小型の5ドア車は「コンパクトカー」と呼ばれていて、代表的なものとしては、トヨタのパッソやオーリス、日産のマーチやノート、ホンダのフィット、マツダのデミオ、スズキのスイフトなどが挙げられます。
クーペ
「クーペ」というのは、主に「2人乗りの2ドア車」のことを指していて、早く走ることを目的に開発されたモデルを意味します。高速時の高い走行性を重視しているため、車の運転が好きな男性を中心に高い人気を誇っている車種のひとつです。代表的なものとしては、ポルシェをはじめ、日産のフェアレディZ、トヨタの86、マツダのRX-8、ホンダのCR-Z、レクサスのRC、フォルクスワーゲンのニュービートルなどがあります。
オープン
ダイハツのコペンやマツダのロードスター、ホンダのS-660、スズキのカプチーノ、トヨタのMR-Sを代表とする「オープン」タイプは、ルーフ(屋根)の取り外しが可能な車種を指します。2ドア2人乗りのコンパクトなものが主流で、スピードを上げた時の走行性も高いのが特徴です。
普通車を購入する際には、上記でご紹介した内容を参考にした上で、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
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