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暑い夏の車内温度暑い夏は、駐車時にエンジンを切ればエアコンは止まり、数分で戻ってきても車の温度はかなり上昇します。炎天下であれば、車内がサウナ状態になる可能性も否定できません。

そこで今回は、一刻も早く暑い車内の温度を下げる方法をご紹介します。

 

 

高温になった車内を冷やす方法

 

運転再開後はエアコンと換気を併用

運転再開後はエアコンと換気を併用運転を再開したらエアコンをつけますが、車内の温度はすぐに下がるわけではありません。効率良く車内の温度を下げるなら、エアコンと換気の併用がおすすめです。

まず、窓を開け、外気導入でエアコンを入れて、1分程度走行します。このとき、風量は最大で、温度も最大まで下げましょう。1分程度たったら、窓を閉め、エアコンを外気導入から内気循環に切り替えます。温度と風力も調整してください。

 

車内の温度は外気よりも高く、はじめから内気循環してしまうと、車内はなかなか冷えません。そのため、はじめは車内よりも温度が低い外気を取り込み、なおかつ窓を開け、車内の空気を喚起することで比較的早く車内を冷やすことが可能です。

ただし、窓を開けている時間が長くなってしまうと冷気が逃げてしまい、逆に冷えにくくなってしまいます。外気導入と窓を開ける時間は1分程度に収めましょう。

 

さらに効率良く車内を冷やす方法として、エアコンの風向口が主に足元に向かうよう設定するのがおすすめです。

 

 

車内温度を上げないための対策

快適な車内環境を確保するためには、高温になった車内を冷やすだけでなくサンシェードや断熱フィルムによりできる限り、日光を遮断する対策も有効です。

 

サンシェードの使用法

サンシェードの使用法サンシェードは、フロントガラスに設置することによりダッシュボードの温度上昇を防止できます。サンシェードの有無により、ダッシュボードの温度が20度以上の差が生じたと伝える比較実験もあるほどです。

それでも、車内全体の温度は上昇しますが、対策の1つになること間違いありません。ハンドルカバーと併用することで、ハンドル温度が異常に高くなる心配も少なくなるでしょう。

 

 

 

 

断熱フィルムの選び方

断熱フィルムは、フロントガラスと各座席の窓に貼ります。色つきフィルムも売っていますが、透過率によっては周囲の視認が難しくなります。安全面に問題があると車検も通りにくくなるため、特にフロントガラスと運転席ならびに助手席の窓に貼るときは透明フィルムを選んだほうが無難です。

 

車のボディに水をかけると有効か?

車に水をかけることで温度が下がると耳にしたことはありますか?専門家のあいだでは、この方法の有効性を疑問視する声も少なからず存在します。

 

効果については、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)による実験結果で、報告されています。

実験は2016年6月、埼玉県の駐車場において実施。一定時間にわたり車を駐車した後、8Lのバケツを使用し3杯分の水をかけます。その結果、車内温度は0.9度しか下がらず、ドアの開閉や冷却スプレーを利用する方が効果的だと分かりました。

 

また熱くなったボンネットにかけた水は、すぐに蒸発しウォータースポットと呼ばれる汚れの原因になると指摘されています。車の美観も考えると、この方法は避けた方が賢明でしょう。

 

おわりに

今回は、暑い夏に効果的な車内温度を下げる方法についてご紹介しました。

夏場は駐車中に車内が暑くなってしまうことを避けることができません。しかし、ドアの開閉や冷却スプレーにより効率的に車内温度を下げれば時間をかけずに快適なドライブを再開することができます。サンシェードなど車内温度を上げない工夫も、一定の効果を見込めるでしょう。ただし、水浴び感覚で車体に水をかける方法は、あまり効果を望めず美観を損ねる恐れもあるため、注意が必要です。

 

<記事NO.RC‐00174>

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