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車の後部座席にゆとりがあると、大人が快適に座れることはもちろん、アウトドアなどのかさばる荷物もラクラク積み込むことができて、カーライフの楽しみがグッと広がります。とはいえ、車本体のサイズを大きくすると、車体価格が高くなるし、取り回しも不安。というユーザーの声は少なくありません。

そこで今回は、車体がコンパクトでも後部座席が広い車種やその注目ポイントについてご紹介します。

後部座席が広い車のメリットや注目ポイント

後部座席が広い車のメリットは、一言で言えば、「一台で何役もこなしてくれる」という点でしょう。後部座席は、そのままであれば人が座ることができ、座席をたためば、広い荷室としても、くつろぎ空間としても使うことができます。室内長によっては車中泊も可能で、室内高が高ければ、子どもが立ったまま着替えをすることなどもできます。後部座席が広い車は、「動く居室」として、目的に応じて様々な使い方を可能にしてくれるのです。

後部座席の広さについては、「人が乗ること」「荷物を載せること」「横になって寝られること」「子どもが立って移動できること」など、向いている使い方が様々です。自分が優先したいことに適しているかどうかに注目して、車種を選ぶと良いでしょう。

コンパクトでも後部座席が広い車!おすすめの車種は?

コンパクトカーで人気の高い以下の車種について、後部座席の広さを中心に特徴を説明します。

フィット(ホンダ)

2020年に販売が開始された新型フィットの後部座席の特徴は、徹底して「座る人の快適性」を重視している点です。人間が安定して座れることを研究し尽くしたボディースタビライジングシートを採用し、シート厚も先代より24㎜厚くすることで、後部座席に座る人の快適性を高めています。

また、ホンダ独自の技術「センタータンクレイアウト」により、通常は後部座席の下にある燃料タンクが前席の下にあるため、後部は座席・荷室ともにスペースたっぷり。後部座席にリクライニング機能はありませんが、足回り、頭上には余裕があり、高身長の人でも窮屈さを感じさせません。

ソリオ(スズキ)

2020年に新型が発売されたソリオの特徴は2500㎜もの室内長。大人の男性が後部座席でゆったり足を伸ばせる余裕の広さです。先代より80㎜伸びた室内長はそのまま荷室になり、後部座席のゆとりを犠牲にせずに荷物もたっぷり積むことができます。

また、後部座席は左右のシートが個別に大きくリクライニング・スライドするため、乗る人の体格や荷物の形、分量に応じて使いやすいレイアウトにすることができます。シートそのものも、先代に比べてサスペンションなどの部品の改良や静粛性の向上などが加わり、よりしなやかで快適な乗り心地となりました。

パッソ(トヨタ)

トヨタで最小の普通車であるパッソは、見た目はとてもコンパクトですが、ホイールベースを2490mmと広く取ることで、後部座席の足回りには想像以上のゆとりがあります。後部座席にリクライニングやシートスライド機能はありませんが、4人までの乗車ならば窮屈に感じることなく乗ることができるでしょう。

荷室は大きなスーツケースが1つ入る程度の、大きすぎず、小さすぎず、日常使いにちょうどいいサイズ。必要に応じて後部座席は全体が倒せてフラットになるため、いざという時は荷室を大幅に広げることも可能です。

ノート(日産)

2020年にフルモデルチェンジした新型ノートのボディサイズは先代より少し小さくなったものの、室内幅は逆に大きくなり、全体として空間にゆとりを感じさせます。左右の後部座席は体をしっかりホールドする作りで、長時間のドライブでも疲れを感じにくいでしょう。

後部の3席すべてに大型ヘッドレストがあり、安全性と快適性を高めています。また、後部座席は6:4の分割可倒式で、乗車人数や荷物の大きさに応じて、荷室スペースを増やすことができます。リクライニング機能は一部グレードのみの限定となりますが、前席よりも少し高めの後部座席は視界も良く開放感があり、快適な乗り心地を提供します。

トール(ダイハツ)

トールの特徴は1,700㎜を超える全高です。この高さによって、後部座席の頭上空間は特に広々としており、同時に前席と後席の距離もしっかり空いているので、足元もゆったりとしています。また、トールのもう1つの特徴である大開口のスライドドアと低床設計によって、後部座席への乗り降りや、荷物の積み下ろしが楽なのも嬉しいところ。

後部座席は座面が大きめで疲れにくい設計です。さらにシートは6:4の分割で、リクライニングと前後スライドが可能。前方に倒すとフルフラットとなり、くつろぎスペースや大容量の荷室を作ることもできます。

広さ以外の後部座席が快適になるポイント

各社がしのぎを削るコンパクトカーのジャンルでは、広さ以外にも後部座席を活かすための様々な工夫がなされています。

たとえば前出のおすすめ車種でも紹介されたように、

  • シートの座り心地(シートの大きさや座面クッションの質)
  • リクライニング機能
  • シートの前後スライド機能
  • フルフラットなどのシートアレンジのバラエティ
  • 後部座席の視点の高さによる開放感
  • サスペンションの具合、振動
  • 後部座席で感じる走行音

などは、広さとともに後部座席が快適な空間になるかどうかを左右する重要なポイントです。ご自身の車の使用シーンを想像して、より役に立つ機能を搭載している車種を選び、試乗して確認すると良いでしょう。

後部座席が広いコンパクトな車は、選択肢が増えており、各メーカーから探すことができます。今回紹介した内容を参考にして、色々な車種を比較してみてください。

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