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車選びで知っておきたい車の「年式」とは? 年式の定義と調べ方
中古車を購入する際には、ついつい走行距離ばかりを気にしてしまいがちですが、実はその車のコンディションを知るためには走行距離だけでなく「年式」にも注目することが大切です。

車の年式は中古車購入の際にはもちろん、今乗っている車を査定してもらう時や、自動車保険に加入する際など、さまざまな場面で必要になる情報です。とはいえ、普段車を運転しているだけではあまり気にする必要がないため、自分の車の年式を知らない方や、年式の調べ方が分からない方は意外と多いのではないでしょうか。
というわけで今回は、車選びをする際に知っておきたい車の「年式」について、その定義と調べ方を詳しく解説していきます!

車の年式とは

車の「年式」というのは、簡単に言うとその車が「いつの車であるか」ということです。とはいえ、ひと口に「年式」と言っても実は複数の意味があり、それぞれに細かなニュアンスが違ってきます。

例えば、「製造年」という意味での年式は「その車が製造された年」のことですが、「初度登録年月(初度検査年月)」という意味の場合には、その車が製造された後に「初めて新車が運輸支局に登録された年」のことです。日本で「年式」という場合には主に「初度登録年月」を指すのが一般的です。

ちなみに、中古車を購入する際に「高年式」や「低年式」と言った表現が使われますが、文字だけを見ていると低年式の方が「年数が経過していない」というイメージを抱く方は多いかもしれません。ですが実際の意味は反対で、作られたばかりの新しい車を「高年式」、古い車のことを「低年式」と呼びます。具体的な年数の目安としては、登録してから2〜3年未満のものが「高年式」、登録から7年以上が経過しているものが「低年式」となりますので注意しましょう。

年式で税金が変わるってホント?

車の年式は、自分が乗っている車を売る場合の査定額に影響したり、中古車を選ぶ際の参考にしたりするだけでなく、実は税金にも大きく関わってきます。

車を購入したり所有したりしていると「自動車税」、「重量税」、「取得税」などが課税されますが、そのうち「自動車税」と「重量税」に関しては、古い車に対して増額が課せられるのです。具体的には、初回登録から13年が経過している車は増額の対象となります。そのため、年式が古い車を所有している場合には、増額を避けるためにも車の買取を検討するというのも賢明な選択肢のひとつなのです。

車の年式の調べ方

車の年式は愛車を査定してもらう時に必ず聞かれるだけでなく、年式によって自動車保険の料金が変わることもあるため、非常に重要になります。また、年式と走行距離の両方を意識することで、より良い状態の中古車に出会うチャンスが高くなるため、必ず自分の車の年式を把握しておくようにしましょう。
車の年式は主に以下の3つの方法で調べることが可能です。

1.車検証を確認する

一番わかりやすいのが、車検証を確認する方法。車検証には車に関するさまざまな情報が記載されていて、車の年式は「初度登録年月」という項目にかかれている年数で確認することができます。例えば、車検証の初度登録年月に「平成24年8月」と記載されていた場合、その車の年式は「平成24年式」となるのです。

2.新車保証書または中古車保証書を確認する

車検証は自身で大切に保管しなくてはいけない書類ですが、万が一見当たらなかった場合には整備手帳にある「新車保証書(中古車の場合には中古車保証書)」で確認することもできます。ただし、中古車保証書の場合には、中古車を購入した登録日が記載されているため注意が必要です。

3.シートベルトを確認する

車検証も新車保証書も見当たらない場合の手段として、シートベルトの付け根にあるタグを確認するという方法もあります。シートベルトのタグには4桁の数字が記載されていて、これが西暦を表しているため、おおよその年式を知ることが可能です。例えば、タグに「2017」と書かれていた場合は、2017年を意味していて、これを和暦にすると「平成29年」になり、この車が平成29年に製造されたことがわかります。しかし、ほかの2つに比べて正確である確率が低いため注意するようにしましょう。

年式で車を選ぶときのポイント

年式は中古車を選ぶ際にも重要なポイントになります。ただし、低年式の車がすべて悪く、高年式の車であれば無条件に良いというわけではありません。中古車では年式だけでなく走行距離もしっかりと確認し、その車がどのように使われていたのかを推測し、価格と安全性のバランスを考えることも大切なのです。

また、前述したように年式が古い場合には税金が増額されるだけでなく、車両保険の補償金額も割高になります。中古車の購入を検討する際には、車体の金額だけでなく、維持費もしっかり考慮した上で購入をするようにしましょう。

 
普段あまり意識することのない年式ですが、車を購入したり売却したりする際には必ず関わってくる部分です。ぜひ上記の内容を参考にして、自分の車の年式や年式の調べ方をきちんと理解しておきましょう。

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