プリウスのガソリン代を燃費計算して調べてみた(2020年版)
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トヨタのプリウスは世界初の量産ハイブリッド車として知られています。1997年に販売されて以降、燃費の良さから人気を博し様々なグレードやタイプが登場しているエコカーです。しかし、燃費が良いとは言っても実際どの程度の維持費がかかるのか詳しく知らない方もいるでしょう。今回はプリウスのガソリン代を燃費計算すると共に、車検費用や税金など細かな維持費に関しても紹介していきます。
プリウスの年間維持費はどれくらい?
車を所有していると様々な費用がかかりますが、特に注目したいのが「車検費用」「保険」「税金」の3つの費用です。では、プリウスを所有した場合、それぞれの費用がどの程度かかるのか詳しく見ていきましょう。
プリウスの車検費用
車検には有効期限があり、有効期限以降も車に乗り続ける場合は必ず車検を受けなければなりません。車検費用の内訳は、「基本料金」「法定費用」「部品交換費用」の3つに分けることができます。基本料金というのは代行手数料や定期点検料、測定検査料のことです。基本料金は車検を受ける業者によって幅がありますが、プリウスの場合相場はおおよそ23,000円程度です。
法定費用は自賠責保険料、重量税、印紙代の3つの費用のことで、基本料金とは違い業者によって金額が変わることはありません。車種ごとに法律で金額が決められており、プリウスの場合は自賠責保険料が21,550円、重量税が24,600円、印紙代が1,200円となっています。ただし、重量税に関しては購入した時期によって金額が変わる場合があるため注意してください。
部品交換費用は必ず発生する費用ではありません。車検を受けてパーツに問題が見つかり、部品の交換が必要になった場合に支払うものです。もし検査の結果問題が見つからなければ、基本料金と法定費用を合わせたものが車検費用となります。プリウスの車検費用の総額は、部品交換費用がかからなかった場合は相場で約70,000円程度です。どの業者に依頼するか、何年に購入した車種かによっても車検費用は変わるため、相場はあくまで目安程度に考えておくとよいでしょう。
プリウスの保険
自動車の保険料は一定ではなく、契約者の年齢や等級、車種など様々な要素によって変わります。事故にあうリスクが高ければ高いほど、保険料は高くなるのが基本です。そのため、免許を取ったばかりの若年層は、30代40代の人と比べると保険料は高くなります。また事故歴があると等級が下がってしまい、保険料の割引率が低くなるため支払う保険料は高くなってしまいます。
様々な要因によって保険料は変わるため相場を出すのは難しいですが、プリウスを所有する30代ゴールド免許の人の場合は、車両保険ありで25,000円から30,000円程度、車両保険なしで10,000円から15,000円程度が目安です。保険会社によっても保険料は変わるため、正確な金額を知りたい場合は見積りをとってみましょう。
プリウスの税金
車を購入した時に自動車取得税がかかっていましたが、2019年10月に消費税が10%へ増税されたタイミングで自動車取得税が廃止されました。その代りに導入されたのが環境性能割です。環境性能割は非課税、1%、2%、3%の4段階あり、燃費基準の達成率によって変わりますが、プリウスの場合は非課税となっています。
プリウスを購入した時と車検を受けた時に、自動車重量税を支払うことになります。自動車重量税は車両重量によって課せられる税金が変わり、0.5t増えるごとに税額が上がっていきます。プリウスの車両重量に課せられる重量税は4,100円です。購入時には3年分支払うことになるため自動車重量税は36,900円ですが、エコカーの優遇措置が適用されて実際に支払う金額は22,500円となります。
車を所有していると、毎年自動車税も支払わなければなりません。2019年10月1日以前はプリウスの自動車税は39,500円でしたが、2019年10月1日以降は新制度となり36,000円まで自動車税が引き下げられました。さらにグリーン化特例というものがあり、2021年3月までは75%の減税が適用されます。そのため、グリーン化特例が適用された場合の自動車税が9,000円となります。
プリウスのガソリン代、燃費はどれくらい?
プリウスの燃費について、JC08モードの燃費と、ユーザのクチコミ燃費(https://e-nenpi.com/enenpi/)のデータをまとめてみました。
〇グレードA
燃費 | |
JC08モード | 37.2~40.8km/L |
e-nenpi | 25.77km/L |
〇グレードS
燃費 | |
JC08モード | 37.2km/L |
e-nenpi | 24.35km/L |
〇グレードA,Sの4WD
燃費 | |
JC08モード | 34.0km/L |
e-nenpi | 22.73km/L |
〇グレードE
燃費 | |
JC08モード | 37.2~40.8km/L |
e-nenpi | 25.77km/L |
プリウスの燃費を計算
ここからは、プリウスのガソリン代がどの程度かかるのか、クチコミ燃費のうち最も悪いケースの燃費を使って見ていきましょう。ガソリン代は2020年6月時点の価格(123.4円)で計算します。
走行距離3000キロ
・3000(走行距離)÷22.73(クチコミ燃費)×123.4(ガソリン単価)=約16,300円
プリウスグレードAのクチコミ燃費は「22.73km/L」となっているため、3000km走行した場合のガソリン代はおおよそ16,300円程度となります。年間の平均走行距離は10,000kmと言われているため、4ヶ月程度のガソリン代の目安になるでしょう。
走行距離5000キロ
・5000(走行距離)÷22.73(クチコミ燃費)×123.4(ガソリン単価)=約27,100円
5000km走行した場合のガソリン代は約27,100円です。平均的な走行距離で半年程度のガソリン代となりますが、通勤で毎日長距離走行する人は、もっと短い期間で5,000kmに達してしまうこともあるので注意してください。
走行距離8000キロ
・8000(走行距離)÷22.73(クチコミ燃費)×123.4(ガソリン単価)=約43,400円
走行距離8,000kmで、ガソリン代は約43,400円になります。期間で言えば約9ヶ月程度のガソリン代です。ただし、1ヶ月の走行距離は人によって変わりますし、運転の仕方によって燃費も変わってくるためあくまで目安として考えてください。
まとめ
プリウスの維持費は、年式やグレードによっても変わってきます。今回紹介したのはあくまで一例ですが、参考にしながらどのくらいの燃費になるのかを理解し、楽しいカーライフを送ってください。
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