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車を買う・買い替えのタイミングでベストなのはいつ?車を買うタイミング、または買い替えるタイミングについて迷う方は案外多いものです。しかし、自分のライフステージ、現在乗っている車の状況、市場の環境などを考慮すると、おのずと自分にとって最適なタイミングが見えてくるでしょう。
この記事では、そうした車の購入・買い替えのベストなタイミングについて解説します。

そもそも車を買うタイミングにはどんなものがある?

車を買うタイミング、買い替えるタイミングは、大きく分けて「自分のライフステージが変化する時」「(買い替えの場合)現在乗っている車の状況の変化」、さらに「メーカーや市場の環境」など、いくつかの大きなポイントがあります。

ライフステージ毎の車を買うタイミング

個人の事情は様々ですが、一般的に世代ごとに求められる車種には、下記のような傾向が見られます。

20代:コンパクトカー/スポーツ(オープン)カー

免許を主としたタイミングや社会人になって給料を得るようになったタイミングなどで、初めて車を買うケースが多い20代。小回りが利いて運転しやすく、かつ維持費も安い排気量1000㏄~1500㏄クラスのコンパクトカーが人気です。また、走りやデザインを楽しみたい場合はスポーツカータイプ。2シーター、オープンカーなどは家族が増えるとなかなか買えないタイプなので、「今しか楽しめない」という観点で選ばれる車です。

30代:ミニバン

結婚、出産など、ライフステージが大きく変わったタイミングで車を買うケースが多い30代。小さい子どもを乗せての送迎、ショッピングやレジャーなど用途も多様です。そのため、乗車人数・荷室スペースともに余裕のある車が必要になります。この世代には、3列シートでかつ荷室も広いミニバンタイプで、安心して家族を乗せられる安全装備が充実した車が人気です。

40代:SUV

40代に入ると、子どもが徐々に手を離れ、再び少人数で車を使うケースが多40代。子どものため、実用性重視だった30代に比べると、自身の遊びや嗜好を優先した車選びができるようになるタイミングです。この世代には、アウトドアなどの趣味も楽しめる一方で、街で乗るのにも違和感がなく、デザイン性と機能性を両立したSUVタイプが選ばれています。

50代:輸入車

時間的にも経済的にもゆとりが生まれて、車の買い替えを考えるケースが多い50代。上質な空間と乗り心地、さらに年齢に合ったステイタス感が得られる輸入車が人気です。普段は1人または2人での移動が中心となりますが、たまに子どもたちが帰ってくることも考え、4~5人が乗ってもゆとりがあるセダンやステーションワゴンなどが好まれます。

買い替えるタイミング

買い替えのタイミングは、現在乗っている車の使用状況や残価、ローンの完済時期、車検などをきっかけとする人が多く、ひとつの目安と言えるでしょう。

走行距離が10万キロを超える

普通自動車の耐用年数、または安全に走行できる距離は、かつては10万キロと言われていました。現在は車の性能や耐久性が上がったため、10万キロを超えても問題なく走っている車も多くありますが、10万キロというのはひとつの目安となります。

車を下取り・売却する場合も、走行距離は少ないほうが買取価格で有利になるため、このタイミングで一度検討してみるのもよいでしょう。

ローンの完済

車のローンが残っている場合でも車を買い替えることは可能ですが、ローンの一括返済が求められることもあり、手続きがやや複雑になることもあります。そのため、ローン完済は買い替えのタイミングのひとつです。

また、初めからローン完済と次の車へ買い替えのタイミングを合わせることを検討する場合、ローン期間を3・5・7年などとして車検のタイミングに合わせておくと、よりスムーズでしょう。

車検前

車検は新車の購入時から3年目、それ以降は2年ごとに受けなければなりません。車検には法律で決まった費用だけではなく、車の状態に応じたメンテナンス費用がかかってくるため、一般的には年数を追って車が老朽化するほど、費用負担が増大してきます。そのため、車検前に買い替えをする人が多い傾向にあります。

リセールバリューが高いうちに

リセールバリューの変動に影響する要因は、主に「走行距離」「モデル(またはマイナー)チェンジ」「競合車の登場」です。リセールバリューが高いうちに売却して買い替えたい場合は、走行距離が増えすぎないうちに検討したほうがよいでしょう。

また、モデル(またはマイナー)チェンジの予定や競合車の発売のニュースがあれば、その前が買い替えのタイミングのひとつとなります。

新車や中古車が安く買えるタイミングを選ぶ

実は、同じ車であっても、どの時期に買うかで価格が大きく変わることがあります。できれば、なるべくお得に買いたいものですね。ここでは、新車・中古車が安くなる可能性のあるタイミングについて解説します。

決算時期

車のメーカーの決算期は、半期決算の9月と、年度末決算の3月。この月は、どのメーカーも1台でも多く売りたいと考えている時期なので、通常より大きな値引きやサービスが期待できます。ただし、決算までに納車を完了しなければなりませんので、早めに検討を開始しましょう。

ボーナス時期

ボーナスが支給される6月・7月・12月は、メーカー側としては売りやすい時期になるため、より販売を促進するために値引きなどが多くなります。
ただし、12月だけはひとつ注意点があります。車の年式は毎年1月で1年上がるという仕組みのため、12月に車を購入するとすぐに1年落ちになってしまうのです。将来の下取りや売却を考えている場合には、この点も考慮しておきましょう。

モデルチェンジ時期

フルモデルチェンジが決まり、新型モデルが出るとなれば、現行のモデル(末期モデル)は大幅な値引きが期待できます。ただしその分、将来的なリセールバリューは期待できませんので「どれくらい乗るつもりか」を考えた上で決定してください。長く乗るつもりであれば、末期モデルを安く買うのはメリットが大きいと言えます。

オープンカーは春以外・SUVは冬以外

オープンカーやSUVは、季節による需要の差が大きい車です。オープンカーは春から秋にかけて需要が多いため、春を避けて買うと安くなる傾向があります。一方、SUVは冬場の需要が多いため、冬が過ぎてから買うと、価格交渉で有利です。

車を買うタイミング、買い替えるタイミングは色々ありますが、車を選ぶところから納車までには、思いのほか時間がかかります。タイミングを逃さないよう、購入・買い替えの検討を始めたら、早めにお近くの中古車販売店などで相談をしてみてください。

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